ボディケアの妊活

ボディケアの妊活② 乳液もクリームもいらない!?

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こんにちは。妊活セラピストの渡辺です。
ボディケアの妊活というテーマでお話しています。
スキンケアで大切な役割をする油分。
油分は肌の乾燥を防いでくれるものであり、
栄養を与えてくれるものでもあります。
どのように補っていますか?

 

油のことを知ろう

油は大きく3つの種類に分けられます。

 

1 鉱物油

2 植物油・植物脂

3 動物油

です。

1の鉱物油はミネラルオイルとも言われ、石油由来の油です。
市販されているものだと、ベビーオイルやワセリンがそれです。
特徴として、肌の表面に油膜を作って肌を保護します。
肌には浸透しませんので、栄養を与えることはできませんが、

酸化しにくく、体内に入らないのでアレルギーを起こしにくいです。

 

 

2の植物油・植物脂は、植物由来の油です。

市販のものはオリーブオイルやごま油、菜種油などたくさんの種類があります。

未精製のものは栄養豊富ですが色と香りが独特なものも。

化粧用に精製されたものは栄養価は下がりますがクセがなく透明です。

肌に浸透するので、肌に足りないものを補う目的で使うことができますが、

アレルギーを起こす可能性もあるのでパッチテストをしてください。

脂肪酸の種類によって、酸化しにくいもの、酸化が早いものがあります。

 

 

3の動物油は、動物由来の油です。

動物性なので人間の皮脂に近く浸透しやすいです。

植物油より酸化しにくいですが、冷えると白く固まります。

馬油やスクワランオイル(深海ザメの肝臓からとれるオイル)などがあり、

スクワランオイルは大変高価です。(私は売っているのを見たことがありません。)

精製されているので匂いはなく使いやすい油です。

 

油を基材にしてクリームや乳液は作られます

ところで市販のクリームなどはどんな油でできているのでしょうか?

固さは異なりますがどちらも油と水を乳化させたものです。

ドレッシングを振って混ぜ合わせますよね。あんなイメージです。

でもドレッシングのように分離しては困るので

乳化剤で離れないようにしてあります。

鉱物油、少量の植物油、乳化剤、保湿剤、防腐剤、香料、というのが

多くの乳液、クリームの原材料です。

先にお話しましたが、鉱物油は浸透しません。

でも植物油だけで作られたものは酸化しやすいので

鉱物油が多く入っているんです。(あと、コストもかからないので)

それでも一般の流通で売られるものは、長期間酸化しないように腐らないようにと

色々なものが混ぜられています。(仮に1〜2年後に使っても害がでないように)

本当に欲しいのは、肌に栄養を与え乾燥を防いでくれるものだったのに、

市販の化粧品を求めると、

いろんなおまけがついてきてしまい、それも体に取り込むことになります。

 

油は新鮮さが命

さてスキンケアによいのはどのような油分なのでしょう?

一番よくないものを先に言いますが、酸化した古い油は有害です。

油は新鮮さが命。できるだけ新鮮なものを早めに使い切って行くのがベスト。(特に植物油)

そしてできれば余分なものをあれこれ入れていない純粋なものがおすすめです。

クリームや乳液は手作りができますが、

もっともシンプルな「油そのもの」がよくないですか?

 

スキンケアで使いやすく酸化しにくい油は、

スイートアーモンドオイル、マカデミアナッツオイル、ホホバオイル、

太白ごま油(ごまを炒っていないごま油)、ココナッツオイル、シアバター(植物脂)など。

オレイン酸が多く保湿力が高いものが多いです。

ホホバオイルは液体のロウですが、皮脂にもロウが含まれるので浸透がよくさらっとしています。

 

 

未精製シアバターの魅力

個人的に一番気に入っているのが未精製シアバターです。

(24度以下で固体、暑い日には液体になってしまいますので冷暗所で保存。)

成分のひとつ、トコフェロールは、天然のビタミンEで抗酸化作用が強く、

老化を防ぐ美肌効果があります。
トリテンペンアルコールは、保湿性と肌を柔らかくしてくれる効果。
カロチノイドは、皮膚や粘膜の再生を助ける成分があり、

荒れた肌を健康な状態に戻す役割を果たします。
アラントインは、自然治癒力を促進し、肌荒れを改善してくれる効果があります。

酸化しにくく、保湿力が高い上、細胞の修復もしてくれます。

植物油だけでは物足りない秋冬を中心に年中大活躍。

顔だけでなく全身に使えます。

私はシアバターの自然な香りが好きなので何も入れませんが、

もし香りを楽しみたければ湯せんで一度溶かして液体にして、

そこにお好みで精油を入れて再び固めてもいいと思います。

品質は変わりませんので大丈夫ですよ。

 

 

 

固くしたいときはオイルだと流れやすいので、

リップに塗りたいなどピンポイントに油分を固定させたいときは、

ミツロウを使うとよいです。

ミツロウは、ミツバチが巣を作るときに分泌するロウなのですが、

ネットなどで購入できます。これも未精製がおすすめ。

加熱すると溶けて液体になるので、その状態で植物油と混ぜ合わせます。

(個体のままのミツロウを植物油に入れて加熱して溶かすと失敗しません。)

ミツロウの比率が多いほど固くなります。

ミツロウが多いと水を弾くのでハンドクリームにもいいですね。

 

 

いかがでしたか。

油分のことも意外とシンプルですよね。

どんどん自由なあなたになってほしいなあと思っています。

ぜひお試しください!

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