こんにちは。妊活セラピストの渡辺です。
ボディケアの妊活というテーマでお話しています。
今回は経皮吸収のお話です。
経皮吸収とは?
経皮吸収というのは、お肌から直接吸収することをいいます。
前に化粧水のお話の時に触れましたが、
通常肌から水分が浸透することはありません。
(植物オイルや精油など分子の小さなものは吸収されます。)
でも、汗を出す汗腺、皮脂を出す皮脂線が多くある部位は、
皮膚から吸収されるものもあるのです。
いつか玉のような赤ちゃんを産みたい妊活中の身として、
できるだけ体の中には有害なものは入れたくないですよね。
というわけで知っていただきたいのが経皮吸収なのです。
頭部、脇、陰部は注意!
体の中でこういった汗腺、皮脂線が多くあるのがこの三カ所です。
頭部はシャンプー、トリートメントなどで日常的に洗髪します。
ヘアセットのためにいろんな整髪料を使う人もいますよね。
さらに美容院ではパーマやカラーなどもします。
しっかり洗い落としていれば大丈夫と思いたいですが、
経皮吸収されたものの一部は子宮へいくことも指摘されていて、
妊娠・出産への影響が心配になります。
実際に助産師さんが「生まれてくる赤ちゃんはシャンプーの匂いがする。
どこのメーカーのシャンプーか分かることもある。」とお話されるくらいですから、
ちょっと怖いですね。
ところでシャンプーは毎日する方が多いと思いますが、
整髪料を落とす目的がなければ毎日じゃなくても大丈夫です。
汗をかく夏は気になるので毎日もいいとおもいますが、
シャンプーなしでお湯ですすぐだけでもスッキリしますよ。
脇は汗の匂いが気になって、制汗スプレーをしたりしますよね。
私たちは市販されているものをあっさり信頼して何も疑いませんが、
いったいどういうものを脇に吹きかけているのでしょうか。
私がおすすめする制汗剤は、ミョウバンです。
ミョウバンは食品の色を定着させたりするのに使われるものですが、
実は汗の匂いを強力に抑えます。
ミョウバンでできたスティック状の制汗剤が市販されていますが、
これが個人的にとってもおすすめです。
コスパもかなりいいですよ。
陰部については、女性は月経のときに使う生理用ナプキンがあります。
実は陰部は腕の皮膚などと比べ40倍以上経皮吸収するそうです。
生理用ナプキンの素材は、石油由来のプラスチックみたいなものです。
さらに経血を漏らさないための吸収ポリマーが入っているものが多いですね。
そういう使い捨てのナプキンは、ケミカルナプキンとも言われますが、
経皮吸収のことを考えてできるだけケミカルではないナプキンを使いたいもの。
おすすめは、綿素材で作られた吸収ポリマー不使用の紙ナプキンです。
もっといける人には布ナプキンをおすすめします。
布ナプキンってどんなもの?
実は私自身が布ナプキン歴14年くらいなんですが、
とても軽い気持ちで始めたのを覚えています。
適当に市販の布ナプキン(オーガニック製品を取り扱うお店などに売っています。
ネットでも購入できます。)を数枚購入。
私が購入したのはネル地のものやオーガニックコットンのものでした。
敏感な方には無漂白のものがおすすめです。
経血の量が多い日は何枚か重ねたり、
少ない日は薄くしたり。
夜は後ろを大きく広げて、就寝中の後ろへの漏れを防いだり。
その時に応じて形を変えられるのが便利なところです。
洗い方は?
気になる使用後ですが、時間がないときは水を入れた容器(蓋つきがよいです)
に放り込んでおきます。これだけで経血が水に溶け出し、洗い落としやすくなります。
時間があるときはぬるま湯少し洗ってから水に漬け込んでおくとよいですよ。
外出先で交換したいときは、ジップロックなどを持参して、
使用済みのナプキンを入れておくと臭いが気になりません。
(うっかり落とさないようにしてくださいねー。)
私はつけ置きの水の中にはセスキ炭酸ソーダを入れておいたりします。
なければ薄めた漂白剤を使うこともあります。
その後、洗濯機で普通に洗濯すれば大丈夫です。
洗った後はしっかり干して乾燥させてくださいね。
注意点として、最初の頃は布ナプキンをトイレに落とすことがよくありました。
使い捨てはテープでくっついていますからね。
それくらい、つけている感覚がない自然なものなんです。
ゴミが出ないのが素晴らしいことですが、
それ以上に体への悪影響が減っていきますから、
まずは量が少ない日の休日などからぜひお試しくださいね。