こんにちは。妊活セラピストの渡辺です。
砂糖の害と断ち切り方についてお話しています。
今回は一番手強い、ストレスによる甘いもの依存の断ち切り方をお話します。
緊張(陽性)を緩めるために体は陰性を求める
多くの人にとって、ある種の緊張状態を強いられるのは仕事ではないでしょうか。
お仕事を好きで楽しんでやっているという方でも、
ひと段落したときのほっとするひとときに、
お茶やお菓子を…というのは必ずあるパターンですよね。
これは緊張という陽性状態を緩めるため、
お菓子やお茶、コーヒーなどの陰性を欲してバランスをとっているわけです。
私は、それは自然なことだと思っています。
お茶とお菓子で気分をまったりさせて、また気持ちを切り替えてお仕事をする。
心身のバランスがとれていますよね。
よくないのは、自分の意思で切り替えられずにダラダラと食べてしまうこと。
何か自分の中に空いた穴を埋めるかのように勢いで食べ過ぎてしまうこと。
これはリフレッシュではないですよね。
仕事だけでなく、日常的に満たされない気持ちがストレスになっていると考えられます。
それ、体の欲求?頭の欲求?
食べ終わったときに、おいしさで体じゅうが幸せに満たされて
その余韻が心地よく続いているようなときは、体の欲求で食べたときです。
きちんと満たされているので、自分でブレーキがかけられます。
「ただ食べた」という感じで満足感がなく、
空虚な感じが残り、それを満たすためにまだまだ食べないとおさまらない、
勢いで食べてしまう、何を食べたか思い出せないような食べ方。
そういうのは頭の欲求で食べたときです。
まずは自分が何か食べたときにどちらなのかを観察して
その状態を感じてみてください。
砂糖への依存を断ち切るには、
体の欲求として食べたいのか、
頭の欲求で食べたいのかを自分で感じとることが大事です。
砂糖への依存は、ほとんどが精神的な安定を求めているときに
頭の欲求として起こるからです。
一歩一歩、焦らず自分の欲求と向かい合う
何度か、頭の欲求を抑えられずに後悔することを繰り返すと思いますが、
だんだん、食べようかどうしようかな…と迷うときに
「これは頭が食べたがっているだけだな。」と気づけるようになります。
食べる前にそこに気づけたら大きな一歩。
次は、頭の欲求だと分かっていたけど食べてしまったな…という後悔を
繰り返すことになるのですが、
そこからあるとき「食べなくても平気だな。」「食べたい気がするだけだな。」
と思えるときがきます。
これは大きな一歩。
自分の意思で食べるかどうかを決めることができたんです!
一度、頭の欲求を断ることができると、だんだん依存がなくなっていきます。
砂糖は一定期間食べずにいると欲しなくなっていくので
うまくいけばそのまま砂糖断ち成功です。
また精神的にひどく疲れたり緊張したりすると、
衝動的に食べてしまうこともあると思いますが、
そういう自分もある程度許してあげましょう。
それより、甘いものを食べる以外に自分を緩める方法を
新しく見つけておくといいですね。
いかがでしたか。
あまりストイックになっては精神的によくないので、
今より「少しでも」自分の体に優しい食べ方を身につけるための
練習をしているんだー、くらいに考えてやってみてくださいね。
砂糖をとらないことが偉いのではなく、
自分の意思で決めて行動することができるあなたが素晴らしいんです。
人生の主導権をしっかり自分でもつこと。
砂糖断ちはそんな自分になるための練習です。