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調味料の妊活④ 中和・毒消しにもよい万能調味料とは?

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こんにちは。妊活セラピストの渡辺です。
調味料の妊活、いかがですか?
調味料を見直すきっかけになっているでしょうか。

使う量は少量でありつつも毎日使うものだから、

体のことを考えてよいものを選んでいきましょうね。

今回は、食材でありながら調味料としても使える、梅干しです。

昔から万能薬だった梅干し

昔の人は頭が痛むと梅干しをこめかみに貼っていました。

虫に刺されて腫れそうなとき、

トゲなどが刺さって抜けないときにも、

梅干しの果肉を貼って処置していたそうです。

「梅はその日の難逃れ」と言われていて、

梅干しを食べていれば、その殺菌・解毒作用で不調にならないので

多くの家庭では食材であり、常備薬のような存在だったんですね。

 

食べたものの中和や毒消しに、梅干しはこんなにスゴイ。

梅干しのクエン酸は新陳代謝を活発にして、疲労物質の乳酸を燃焼してくれるので

体に老廃物を残しません。

カルシウムの吸収もよくなり、血液の酸化を防ぐので

疲労回復効果もあります。

梅干しを想像するだけで唾液がでますよね。

そのくらい胃酸の働きをよくするので、食欲不振にもよいです。

唾液をしっかり出すため、食べたものの消化にもよいですね。

(唾液は発ガン性物質や添加物の毒性も中和するそうです)

さらに梅干しは強アルカリ性。強力な殺菌力があるのはおなじみですが、

動物性タンパク質やその他の腐敗毒を中和してくれる働きもあります。

傷みやすい季節の魚を梅干しで煮たりするのもこういう理由です。

梅干しといえばご飯ですが、白米食で出やすい乳酸を中和するのも梅干し。

昔からの食の組み合わせはなんて素晴らしいんでしょうねー。

砂糖やお菓子を食べ過ぎたとき、ジャンクなものを食べたとき、

梅干しを食べておくと毒を消してくれるというからうれしいです。

ただし、梅干しも本物の梅干しでないと効果はありません。

塩で漬けて天日干しした、昔ながらの梅干しを手に入れてくださいね。

(原材料を見て塩と梅だけのもの。すぐ分かります)

 

10年以上前から漬けたままの梅は神レベル!?

先日、実家を片付けていたら
10年以上前に亡くなった祖母が漬けた梅干しの瓶を発見しました。
漬けるところまでやってあり、干していない状態でした。ちょっとドキドキしながらも、
きちんと漬けた梅干しなら大丈夫なはずと干してみました。
無事食べても大丈夫な梅干しが完成!
味わいは普通の梅干しより濃厚でした。
うちの母がお弁当に毎日入れて持っていき、全部食べきりました。

10年以上の時を経て、祖母の梅干しを食べられるとはすごいことだなと
感動しました。

保存するという昔からの方法は、

ちょっとした手間だけで今でも安全に取り入れることができるんですね。

ちなみに10年以上漬けた梅は特別薬効があるといいます。

手に入れるのは困難なので、自分で漬けるしかないですね。

そう思うと、祖母の梅は宝でした。

梅干しを漬けてみよう

梅干しを自分で漬けてみませんか?

梅干し作りも毎年6月〜8月ごろの我が家(と言っても私だけ)の恒例行事です。
漬け込むまでの作業は難しくなく、材料も少ないので、
誰でも簡単にできますよ。
用意するものは梅、自然塩、梅を漬ける容器(できれば陶器やガラス製)、重石となるもの。

梅干しに使う梅は、熟した梅を使います。
(6月ごろに出回る青梅は、梅シロップや梅酒作りなどに適しています。)
黄色く熟して、甘くておいしそうな香りが漂ってきたら
梅干しを漬けるときです。

1 梅を傷つけないように洗い、水気を拭き取ります。
完全に乾いていなくても大丈夫です。
2 爪楊枝などでヘタをとります。

3 塩をまぶします。
塩の量は梅1キロに対して200 gくらいです。
あまり塩を少なくしすぎると保存がきかなくなり痛みやすくなるので注意!
塩をまぶしながら梅を清潔にした容器に入れていきます。
(アルコール消毒してください。カビが出てくるため。)

4 梅と同じくらいの重さの重石をのせます。
2日〜3日くらいで梅から水分が出てきます。
この水分を梅酢といいます。
梅酢が早く上がって梅が沈み込んだ方が傷みにくいです。
なかなか梅酢が出てこないときは重石を少し増やしてください。

(赤じそで色をつけたい人は、赤じそを買ってきて塩揉みにしてアクをとり、
重石をどけた梅の上に乗せていきます。)

5 そのまま8月ごろまで漬けておきます。
梅干しが梅酢に浸っているように気をつけてください。
外にでているとカビが出やすいです。

6 お天気のいい日が続きそうな日を見計らって干します。
ザルがあるといいですが、お盆にキッチンペーパーをひいてそこに並べても大丈夫です。
天日がよくあたる風通しのよいところへ干しましょう。
3日3晩干していきますが、柔らかい梅干しに仕上げたかったら、
夜には梅酢に戻してまた朝に並べてください。
干しっぱなしだとカリッと引き締まった梅干しができます。お好みで。

7 できあがった梅干しは常温保存可能です。塩分調整したものは冷蔵庫で。
梅酢は調味料になります。瓶に移して使ってください。

 

梅干しを気軽に取り入れよう

わが家ではご飯のお供にするだけではなく、

チャーハンの味付けに入れたり、和風パスタの味付けにしたり、

和え物にしたり、と大活躍。

ペーストにしておくと、使いたいときにさっと使えて便利です。

少し胸焼けしそうだな、胃が重たいなというときには、

湯飲みに梅を入れお湯を注いで飲みます。

頭痛にもよいです。(緩んだときに痛くなる陰性の頭痛に有効)

ぜひこのすばらしい梅干しのパワーを日常の食事に取り入れてくださいね!

 

 

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