こんにちは。妊活セラピストの渡辺です。
前回は、一物全体のお話をしました。
できるだけ丸ごと取り入れることが、
その食べ物の栄養を完全な状態でいただけること、
そしてそれは自分の体をも完全にするエネルギーがあること。
現代の食材は、いろいろ人工的に改良されているので、
その中から少しでも生命力あるものを取り入れていけるといいですね。
体を変えたい。体質を変えたい。
そう思っているのに変わらないのは、
食べているものが変わっていないからです。
また調理の仕方、食べ方が合っていないこともあります。
今回は、一物全体でエネルギーを取り入れやすい玄米のことをお話します。
玄米は生きたお米。非常に生命力が高いもの。
玄米を食べたことありますか?
固そう、炊くのが難しそう、家族が受け入れてくれないなど
いろんな声をききますが、とても生命力の高いものでおすすめです。
まず、玄米は未精製であるということ。一物全体でいただけるものです。
芽がでないような処理を施していなければ、
水を与えれば発芽します。
一粒万倍といいますが、一粒の玄米が育つと稲となり、
たくさんのお米を実らせます。
まさに生命力の高い、生きた食べ物ですね。
玄米のもつエネルギーを丸ごと取り入れられるのがいいところ。
反対に白米は、玄米のもつビタミン、ミネラル、食物繊維などを失い、
栄養的にも糖分だけの食べ物です。
芽をだすどころか水につけておくと腐ってしまいます。
命あるものを食べるという選択肢の第一歩に玄米はおすすめです。
玄米をもっちりおいしくいただく炊き方
玄米の炊き方はいろいろありますが、私がおすすめするのは圧力鍋で炊く方法です。
土鍋で炊いてもおいしく炊けるのですが、炊飯時間が長いので
短い時間でもおいしく炊ける圧力鍋が忙しい人にはおすすめです。
玄米を洗って、1.5倍くらいの水に浸水させておきます。
夏なら5時間くらい、冬は一晩おくとよいです。
塩をひとつまみ入れ、圧力をかけていきます。
圧が最大にかかったら火を弱めて20分~30分炊きます。
とてももっちりして、パワーのでるご飯が炊けます。
玄米は、胃腸が弱い方には消化の負担が大きすぎておなかを壊してしまうことがあります。
炊飯器などで炊くと、すこし固めになり消化に悪い感じがしますが、
圧力鍋は圧力で細胞壁を壊すので消化しやすくなります。
主食を玄米に変えると、食事全体が変化します
玄米をおすすめするのは、栄養があること、一物全体であることだけではありません。
主食を玄米にすると、まずよく噛むようになります。
白米だとたくさん噛もうにも砕けてしまい噛み続けるうちに消えてしまいます。
このよく噛むという刺激が、消化吸収をよくしてくれます。
(胃腸の調子が悪くなる方はよく噛まない方が多いです)
また、白米だとおかずの味がしっかりしていないとご飯がすすみませんよね。
味の濃いもの、塩気のあるもの、肉、油の多いものなどが欲しくなるものです。
玄米だと、ご飯そのものに味わいがあるので、おかずはシンプルなもので満足できます。
お味噌汁と、野菜や魚などのおかずが少しあれば十分満たされます。
それこそ旬のお野菜があるといいですよね。
主食が変わると、それに合わせて食べたいものが変化するのです。
食事をもっと生命力あるものにしたいと思いつつ、
どうしたらよいだろうというときにはまず主食を玄米にしてみることをおすすめします。
玄米をおいしく食べるレシピはまた別のところで紹介していきますね。
でも、塩おにぎりでもとってもおいしい、それが玄米なんです。
ぜひお試しくださいねー。